西宮国際バイオリン教室技術テストのレベル2注意点

西宮国際バイオリン教室技術テストのレベル2の内容です。受験方法や採点方法など、詳しくはこちらのページをご覧ください。

このテストを受ける前に、生徒は以下の前提条件を満たしていることが想定されます。他の教材を利用している生徒さんの場合は、講師はこれらの条件の一部を免除することができます。

  • サスマンスハウス初めてのバイオリン教本第2冊
  • 鈴木バイオリン1巻のバッハ メヌエット #1-3
  • ウォールファールト ヴァイオリンのための60の練習曲 Op. 45 #1-17
  • トロット:旋律的ダブル・ストップ 第1巻 #1-8
  • セヴシック(シェフシーク)バイオリン教本 Op. 1 第1巻 #1-2 (両エクササイズの上半分のみ)

このテストの最高点は426点です。合格するには、パートAで149点(80%)、パートBで158点(70%)を取る必要があります。さらに、各項目で50%以上の得点を取る必要があります。

パートA(186点)

以下の項目のキーポイントは、レベル1のテストと同じです。

  • 弓の持ち方(27点)
  • ボウイング(33点)
  • バイオリンの構え方(30点)
  • 姿勢(18点)
  • 左手のテクニック(21点)
  • バイオリンのケア(18点)
  • 練習の仕方(9点)

音楽理論と聴音(30点)

  • 音符の名前 (G弦のGからE弦のCまで)。
    • 楽譜を見ながら、音の名前とそれを弾くための弦や指の名前を言える。
    • 弦と指を指示された時に、その音に名前を言い、書くことができる。
  • リズムの手拍子/数え方
    • 次の調号(2/2, 2/4, 3/4, 4/4, 6/8, 4分の4拍子,2分の2拍子)で数えることができる。
    • 16分音符までの音符、付点音符、タイ、3連符を含むリズムを叩くことができる。
  • 音程の名前 (全ての長短完全音程)
    • 上記の音程を耳で聞き分けることができる。
    • 上記の音程が書かれたときに、それを見分けて名前を言うことができる
  • 五度圏
    • シャープ4つからフラット4つまでの長調の調号を見分けて名前を言うことができる
    • シャープ4つ、フラット4つまでの調号を書くことができる
    • 上記のキーで長音階を書くことができる。
  • 短い一節(大体2小節)を1-2回聴いただけで、真似して弾ける。

パートB(225点)

ドリル(60点)

  • 弓置きドリル
  • 全弓のサークル
  • 弓の放浪
  • 弓の釣り、舵取りドリル
  • 弓落としドリル
  • 弓速ドリル
  • 弓圧ドリル
  • 弓を短くするドリル
  • Xを擦るドリル
  • 飛行機ドリル
  • ハーモニックスマッチング・虹
  • 親指ピクピクドリル
  • トリルドリル
  • 名刺ドリル
  • 手の設定ドリル
  • ビブラートシフティングドリル
  • 高い線を叩くドリル
  • ペッグを叩くドリル
  • 壁叩きドリル

音階(60点)

音階とアルペジオの例については、本書をご参照ください。

https://teacheradamviolin.com/wp-content/uploads/2024/06/レベル2音階とアルペジオ(例).pdf

  • 以下の2オクターブの長音階が弾ける。(各1点)
    • G,Aフラット, A, Bフラット, B, C
  • 以下の1オクターブの長音階が弾ける(各1点)
    • C#, D, E-Flat,E, F, F#
  • 以下のボウイングができる(各1点)
    • 弓全体
    • 各音は上半分と下半分で3回ずつ
    • ストップボー: ワンボーで2~8音
    • スラー:ワンボーで2~8音
    • フックボー
    • トラベルボー
    • Zボウイング
  • 全音符、2分音符、4分音符、8分音符の簡単な組み合わせを使って、講師がランダムに選んだ他のボウイングで弾ける。

アルペジオ(60点)

  • 以下の2オクターブの長調アルペジオが弾ける(各1点)
    • G,A flat, A, B flat, B, C
  • 以下の1オクターブの長調アルペジオが弾ける(各1点)
    • C#, D, E-Flat,E, F, F#
  • 以下のボウイングができる(各1点)
    • 弓全体
    • 各音は上半分と下半分で3回ずつ
    • ストップボー: ワンボーで2,3,4,6音
    • スラー:ワンボーで2,3,4,6音
    • フックボー
    • トラベルボー
    • Zボーイング
  • 全音符、2分音符、4分音符、8分音符の簡単な組み合わせを使って、講師がランダムに選んだ他のボウイングで弾ける。

エチュード(一個9点、合わせて45点)

各エチュードについて、左手のテクニックに最大3点、右手のテクニックに最大3点、その他特定のエチュードに関連する重要なポイントに最大3点が与えられる。

  • クライミングドリル
  • セヴシック(シェフシーク)バイオリン教本 Op. 1 第1巻 #1(先生が2小節を選ぶ)
  • セヴシック(シェフシーク)バイオリン教本 Op. 1 第1巻 #2(先生が2小節を選ぶ)
  • トロット:旋律的ダブル・ストップ 第1巻 #1-8(生徒が一つを選ぶ)
  • ウォールファールト ヴァイオリンのための60の練習曲 Op. 45 #1-17(生徒が一つを選ぶ)

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